2025/8/5
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「第12回 土砂災害対策実務者講習会」~土砂災害と危機管理~
開催される

 さる8月1日、砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて、当協会主催、国土交通省後援による「第12回土砂災害対策実務者講習会~土砂災害と危機管理~」を開催しました。当日は全国の会員市町村、都道府県職員をはじめ、国関係、民間、公益法人の方々など227名の皆様にご参加いただきました。

 開会にあたり、当協会の大野宏之理事長が主催者挨拶を行い、続いて国土交通省の國友優砂防部長から来賓のご挨拶をいただきました。

 講演では、最初に国土技術政策総合研究所の桜井亘土砂災害研究部長から「令和6年能登半島地震における石川県の対応」と題して、令和6年能登半島地震やその後の豪雨により発生した土砂災害について、発災当時、石川県土木部長として災害対応に当たられた実体験をもとに、課題や教訓について今後の課題も踏まえお話しいただきました。

 続いて、国土交通省砂防部砂防計画課の山越隆雄地震・火山砂防室長からは「近年の土砂災害警戒避難に係るさらなる取組強化について」と題して、土砂災害発生時における警戒避難や、平時における警戒避難の取組みについてお話しいただきました。

 最後に、宮崎大学農学部の篠原慶規准教授からは「土砂災害のリスク評価と最近の宮崎県での土砂災害からの学び」と題して、土砂災害のリスク要因を見極めて効果的な対策を行うことの重要性や近年では災害の特徴が地域毎に異なる事例が見られ、それぞれの特徴を踏まえた対策が重要であることなどをお話しいただきました。

 当協会では今後とも皆様方のご指導、ご意見をいただきながら、充実した内容の講習会を目指してまいります。次回も多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 
 
 大野 宏之
全国治水砂防協会 理事長
   國友 優 氏
国土交通省 砂防部長

 桜井 亘 氏
国土技術政策総合研究所
土砂災害研究部長
山越 隆雄 氏
国土交通省砂防部砂防計画課
地震・火山砂防室長
 篠原 慶規 氏
宮崎大学農学部 准教授

会場の様子
 
多数のご参加、ありがとうございました。