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台湾地震 第二次土砂災害現地調査団が帰国 |
9月21日未明に台湾中部で起きた地震により、震源地の南投県を中心に大規模な土砂災害が発生しており、今後の降雨等による被害の拡大も懸念されている。 そこで、土砂災害の実態と今後の対応について調査・検討するため、(社)砂防学会、(社)日本地すべり学会と合同で、10月に調査団(第1次)を派遣したところである。第1次調査団は、現象把握等が主体であったが、雨期等に備えて二次災害防止のための、具体的検討を行う必要があるので、このたび第2次調査団を派遣した。 |
1. 日 程 | 平成11年12月12日(日)〜18日(土) | ||
2. 場 所 | 台湾 南投県およびその周辺 | ||
3.団 構 成 |
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ふじた ひさお | |||
団 長 | 藤田 壽雄 | (社)日本地すべり学会 前会長・理事 | |
はやし せつお | |||
林 拙郎 | 三重大学教授、(社)砂防学会 理事 | ||
つちや さとし | |||
土屋 智 | 静岡大学教授、(社)砂防学会 | ||
やまだ たかし | |||
山田 孝 | 建設省土木研究所砂防研究室 主任研究員 | ||
なかの まさあき | |||
仲野 公章 | 兵庫県砂防課長 | ||
みやもと のぼる | |||
宮本 登 | (社)全国治水砂防協会 前事業本部長 | ||
おおくぼ しゅん | |||
総 括 | 大久保 駿 | (社)全国治水砂防協会 理事長 | |
こばやしひであき | |||
小林 英昭 | (社)全国治水砂防協会 技術顧問 | ||
いとう かずあき | |||
顧 問 | 伊藤 和明 | 文教大学 教授 | |
4.調査内容 | 調査は、現地調査と台湾側との技術討論を主体に実施し、 主な意見は次のように集約された。 |
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(1) 2次災害が懸念されること。 | |||
(2) よって対策工とともに警戒避難体制の整備が重要であること。 |
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(3) 行政機関のみでなく、住民と一体となった取り組みが必要であること。 |
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(4)今後とも速やかな復興のため技術交流を進めていくこと。 | |||
5.その他 | 第1次と第2次を合せた報告会を、台湾側の参加も得て平成12年2月22日 に砂防会館「シェーンバッハ・サボー利根」で行います。 |
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以上. | |||
今回の調査で撮影された写真の一部 | ||
クリックすると写真を拡大することが出来ます。 | ||
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斜面の住宅 盛土部の被害は大きい (台中県霧峰郷:1999/12/9撮影) |
都市近郊の大地すべり (台中県台中市大平市:1999/12/9撮影) |
公所(役場)裏のがけ崩れ (南投県草屯鎮:1999/12/10撮影) |
この内容に関するお問合せ先 (社)全国治水砂防協会 理事 宮内 俊和 技術顧問 小林 英昭 東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館 TEL:03-3261-8386 FAX03-3261-5449 E-MAIL:kyokai@sabo.or.jp |