SABO NEWS LETTER
第15号
1999/5/31
２．平成１１年度「土砂災害防止月間」の実施について
| 平成11年度「土砂災害防止月間」は、土砂災害による人命・財産の保全
に資するため、災害弱者関連施設管理者等に対して土砂災害危険区域図
等の配布・説明会の実施や地域住民からの通報窓口になる土砂災害110番
の周知などに重点を置き、以下の項目に取り組むこととしています。 ・土砂災害防止推進の集い（全国大会）の実施 ・災害弱者関連施設管理者への危険箇所情報の周知 ・広報活動の推進 ・土砂災害防止功労者の表彰 1．目的 「土砂災害防止月間」（6月1日〜30日）は、昭和57年の長崎県豪雨災害を 契機として、昭和58年に創設され、土砂災害防止に関する国民の理解と関心 を深めるため、防災知識の普及、警戒・避難体制の整備等に関する各種運動 を実施することにより、土砂災害による人命、財産の保全に資することを目的 としています。 2．実施主体 建設省及び都道府県 3．期 間 平成11年6月1日（火）〜30日（水） （6月1日（火）〜7日（月）の一週間は「がけ崩れ防災週間」） 4．運動のテーマ 「みんなで防ごう土砂災害」 5．実施内容 1）土砂災害防止推進の集い（全国大会）の実施 今年6月3日に富山市で「土砂災害防止推進の集い」を開催すること とし、土砂災害に強い国土づくりを目指して、各方面で活躍する幅広い 立場の女性が集まり、土砂災害防止における女性の役割について意見 交換会を行います。 また、大会の模様は、衛星回線を利用して地方建設局、工事事務所、 都道府県、市町村等に配信され、全国約500箇所で、都道府県職員、 一般住民等約17,000人が参加し、受信映像を活用した講習会等を行い ます。 2）土砂災害防止月間中の重点取組み イ）災害弱者関連施設管理者への危険箇所情報の周知 災害弱者関連施設に係る土砂災害緊急点検調査（平成10年9月）等 により土砂災害のおそれがあると判明した約19,000施設のある市町村 や施設の管理者に対して土砂災害危険区域図等の情報提供や説明会 を実施します。 ロ）ダイレクトメールによる危険箇所の周知徹底 近年の土砂災害発生箇所等の周辺住民、約70,000世帯に対して ダイレクトメールを送付し危険箇所の周知を実施します。 ハ）土砂災害110番の設置 土砂災害情報の窓口となる土砂災害110番等を約400の都道府県土 木関係事務所と約2,000の市町村に設置し、地域住民に周知すること により、地域住民と行政の双方向のコミュニケーションを図ります。 ニ）土砂災害危険箇所の点検 地域住民、消防団、警察、災害弱者関連施設管理者、砂防ボランティア 等の協力を得て、全国約20,000箇所の土砂災害危険箇所について、 約15,000人が参加して点検を実施します。 3）土砂災害防止功労者等の表彰 土砂災害防止について、顕著な功績があった個人または団体を土砂災害 防止功労者として、建設大臣が表彰するとともに、平成10年度土砂災害防止 に関する絵画・ポスタ−・作文の優秀作品について建設大臣賞、建設事務次 官賞砂防部長賞の各賞を表彰します。 土砂災害防止功労者 個人表彰 ： 5名 団体表彰 ： 2団体 平成10年度土砂災害防止に関する絵画・ポスタ−・作文の表彰 〔応募作品総数〕 絵 画 1,638作品 （小学生1,246作品、中学生 392作品） ポスタ− 4,228作品 （小学生2,529作品、中学生1,699作品） 作 文 427作品 （小学生 187作品、中学生 240作品） 〔表彰作品数（絵画・ポスタ−・作文）〕 建設大臣賞 ： 6作品 事務次官賞 ： 19作品 砂防部長賞 ： 49作品 平成11年度土砂災害防止に関する絵画・ポスター・作文の募集 ４）広報活動の推進 新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等報道機関へ行事内容等を広報するとともに、 たれ幕、ポスタ−掲示、パンフレット等の関係住民への配布、講演会、シン ポジウム、現地見学会等の諸行事を実施します。 5）その他関係行事 土砂災害防止推進の集い（全国大会）にあわせて以下の行事が行われます。 1,「平成１１年度砂防ボランティア全国のつどい」 日時 ： 平成１１年6月3日 9:30〜10:40 場所 ： 富山県富山市 富山県民会館 2,平成１１年度「砂防関係工事安全施工管理技術研究発表会」並びに 「砂防関係工事現場代理人の会」総会 日時 ： 平成１１年6月3日 10:45〜12:00 場所 ： 富山県富山市 富山県民会館 （上記に関する問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで） |