SABO NEWS LETTER 第17号 1999/7/12
3.「総合的な土砂災害対策に関する
           プロジェクトチーム」の設置について
   

  平成11年6月末梅雨前線豪雨による広島県等における激甚な土砂災害の発生に鑑み、建設省は7月6日、建設省防災国土管理推進本部を開催し、その恒久的な施策のあり方を検討するため、標記プロジェクトチームの設置を決定しました。



総合的な土砂災害対策に関するプロジェクトチーム設置要領
                              (平成11年7月6日制定)



1.プロジェクトチームの目的


今般の広島県等における激甚な土砂災害の発生に鑑み、災害の実態調査と併行して、従来の対応に加え新たな視点での施策を検討するため、「総合的な土砂災害対策に関するプロジェクトチーム」(以下「プロジェクトチーム」という)を設置する。
プロジェクトチームは、関係部局間の連絡調整を図りながら、以下の項目について重点的に検討するものとする。

(1)土砂災害のおそれのある地域における住宅等の立地抑制方策の検討
(2)土砂災害のおそれのある地域における防災性向上方策の検討
(3)避難及び住民への情報提供のあり方の検討
(4)その他


2.構成


プロジェクトチームは、建設省防災国土管理推進本部(本部長:技監)の検討委員会とし、次の者をもって構成する。但し、河川局次長(座長)は、必要に応じ、以下に掲げる者以外の者を追加することができる。


座長  河川局次長


座長代理

砂防部長
・大臣官房技術調査室長、官庁営繕部営繕計画課長

・建設経済局調査情報課電気通信室長、建設機械課長、 宅地課民間宅地指導室長、不動産業課長

・都市局都市計画課長、都市再開発防災課長、公園緑地課長
・河川局河川総務課長、水政課長、河川計画課長、防災・海岸課長、砂防部砂防課長、砂防部傾斜地保全課長

・道路局企画課長

・住宅局建築指導課長、市街地建築課長



3.事務処理


  プロジェクトチームに関する事務は、河川局水政課及び砂防部傾斜地保全課において処理する。






検討の基本的な進め方について

〜総合的な土砂災害対策に関するプロジェクトチーム〜

1.検討の基本的進め方

(1)平成11年6月末梅雨前線豪雨災害を通じて得られた知見等に基づき、必要な施策を検討する。

(2)各部局で直ちに実施する施策を取りまとめた「当面の対策」を3ヶ月程度を目途に取りまとめる。

(3)中長期にわたる対策も含め、防災国土管理の一環として、総合的な土砂災害対策の基本方針を年末までに取りまとめる。

2.スケジュール

平成11年7月 第1回プロジェクトチーム 基本方針確認

  9月下旬 第2回プロジェクトチーム 「当面の対策」取りまとめ

  12月末 第3回プロジェクトチーム 「基本方針」取りまとめ

注)プロジェクトチーム:総合的な土砂災害対策に関するプロジェクトチーム


(上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部傾斜地保全課まで)