SABO NEWS LETTER  No.24 1999/12/2 


1. 建設省砂防部長より


拝啓 市長村長様


 11月も終わりに近づき、今年もあと1ヶ月余りとなりました。
月日のたつのは本当に早いものだと感じております。
 今回のニュースでは、さる6月広島災害で顕在化した開発と土砂災害の問題が建設省内のプロジェクトチームでの検討を経て、建設大臣より河川審議会に諮問したことをお伝えします。

 今自分が住んでいるところが土砂災害の危険のあるところかどうかをしることは大変重要なことです。土砂災害でも、まだ崩壊に起因する土石流など、予知・予測の難しいものもありますが、これまでの調査・研究で判明したものを(社)砂防学会で検討していただき、科学的知見に基づいた危険区域を地域の声を聞きながら設定できないか、というものです。

 私権の問題もありますが、自分の命をきちんと守るためにも、ハード面の対策とともに、ソフト面の対策が重要であります。
行政と住民とがそれぞれや区割りを分担して、情報を共有化することにより、21世紀に多発化、激甚化すると思われる土砂災害に対応していきたいものです。

 市町村長さんのご意見はいかがでしょうか。



砂防部長   池谷  浩   

部長挨拶 原版(100KB)