SABO NEWS LETTER  No.24 1999/12/2


5. 「地すべりフォーラム’99−緑とゆとりの地域づくり−」の
  開催結果について



 北は北海道の稚内から、南は沖縄の南部より全国各地の地すべり地域住民や 防災関係者など、約400名の参加により「ゆったりとゆとりある時間が流れ る地域をめざして」をテーマとして、地すべり地独特の地域文化を振り返りつ つ、現状の問題点、抱える課題を認識し、今後の中山間地の地域づくりのあり 方などについて考える「地すべりフォーラム」を次のとおり開催しました。 


◆開催日 平成11年11月12日(金)〜13日(土)
◆場 所 「講演・シンポジウム」 高知県大豊町 アルティー300
         「現地見学会」   怒田・八畝地すべり地コース
       善徳地すべり地コース
◆主催者 地すべりフォーラム'99実行委員会(会長(社)日本地すべり学会会長)

 講演・シンポジウムでは、開会にあたり主催者の古谷尊彦(社)日本地すべり学会会長の開催挨拶のほか、来賓として建設省砂防部長(代理 牧野裕至特定斜面整備対策官)、福田昌史四国地方建設局長等から挨拶をいただきました。

 その後、特別講演にうつり小椋克己様(高知県坂本龍馬館長)より「坂本龍馬に学ぶ−世紀末における発想の転換−」の演台により貴重な講話をいただきました。

 その後昼食休憩にはいり郷土料理に舌づつみながら祖谷砂防連による阿波おどり、西祖谷に伝わる「祖谷粉ひき節おどり」、大豊町の「岩原里神楽」の郷土芸能を披露し、参加の観客より拍手喝采をうけました。

 午後より、基調講演として栃木省二様(広島大学名誉教授)より「四国の地すべりと風土」をテーマとして講話をいただきました。
 これよりシンポジウムにうつり、次の方々のご出演で中山間地の抱える色々な課題や地域振興計画等について活発な討論が行われ今後の地域づくりについて議論しました。


コーディネーター 藤吉洋一郎(NHK解説委員)

住民代表 西村 光浩(大豊町)
大荒 和幸(西祖谷山村)

パネリスト 松下真由美(徳島県日和佐土木)
山口 博積(福島県西会津町長)
畑山 正親(高知県大豊町長)
中岡 幸敬(徳島県西祖谷山村長)
吉田 昭彦(ワールドグリーンクラブ代表)

コメンテーター 牧野 裕至(建設省砂防部特定斜面整備対策官)
 

   
(上記に関するお問合せは建設省 四国地方建設局四国山地砂防工事事務所まで)