SABO NEWS LETTER  No.36 2000/8/8


7. 岡本 正男氏がネパール国王より叙勲のメダルを授与される



 岡本正男氏(現建設省砂防課長)が、ネパール国王から「防災功労」の叙勲されました。
 岡本氏は、1998年3月29日より1999年3月31日まで、ネパール治水砂防技術センタープロジェクトのチーフアドバイザーとして、またその後個別派遣専門家として1999年8月26日まで同センターに勤務されました。その間、ネパール治水砂防技術センタープロジェクト期間中には、国際セミナーの開催、7年半にわたるプロジェクトの総括、プロジェクト終了セミナーの開催など4人の長期専門家とともにネパールの防災のため大いに活躍されました。 また、個別専門家期間中はネパール自然災害軽減支援プロジェクト(フェーズU)の立ち上げに向けて、その活動内容をネパール政府と協議を
重ね、纏め上げるなど数々の実績を残されました。
  
 今回これらの功労が認められ、ネパール国王からメダルが授与されました。 
 あいにくネパールまでお越しいただくことが叶わなかったため、メダルが日本へ送付され、ネパール大使より8月2日に伝達されました。
 このような叙勲は、ネパール治水砂防技術センタープロジェクトの初代のチーフアドバイザーである大井英臣氏に続いて2回目です。ネパールの防災に努力された両氏の功績がこのような形で認められたことは、日本とネパールの治水・砂防に関する技術協力の歴史の中で特筆すべきこととして記録されることと思います。



以下は、ネパール王国外務大臣の添え状の要旨です。


ネパール治水砂防技術センター(DPTC)の前チーフアドバイザー岡本 正男氏は、Birendra Bir Bikram Dev国王の55回目の誕生日である1999年 12月29日吉日に、国王から、自然災害防止の分野における顕著な貢献に 対して「防災功労叙勲、1999」が賜与されました。
 
内務大臣Govinda Raj Joshi