SABO NEWS LETTER  No.39 2000/10/31


3. 鳥取県西部地震における砂防ボランティアの活躍


1.概要

 別紙のとおり、平成12年10月6日(金)13時30分に、鳥取県西部を震源とする大きな地震が発生し、鳥取、島根両県で18箇所の土砂災害が発生しました。
これに対し、両県の砂防ボランティアの方々が、地震の翌日から災害を受けた箇所等を点検し、現地の状況を両県に報告していただきました。

 
2.砂防ボランティアの活動状況

1)参加人数
  約40名(のべ人数)

2)点検の箇所
 住民から連絡のあった箇所及びその周辺の危険箇所

3)活動時期
  地震のあった翌7日(土)から活動を開始。
地震の発生が金曜日で、翌日から3連休ということで、連絡がとりにくくなる時期でしたが、緊急事態ということで休みの日にもかかわらず迅速な対応をしていただきました。

3.点検を終えて

  今回のような大規模地震に見舞われた場合には、一刻も早く状況を把握し、必要な対策を講じなければならず、現地が混乱している中で専門的な知見を有する砂防ボランティアの方々に現地の点検を行っていただいたおかげで、初動体制の確立がスムーズに行われ、現時点では2次災害もなく、必要な措置を順次講じているところです。
両県の砂防ボランティアの皆様に改めて感謝申し上げるとともに、今回の事例が、全国の他の地域の参考にしていただればと思います。


 (上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで)