SABO NEWS LETTER  No.40 2000/11/22 


1. 建設省砂防部長より


  市町村長殿

1.  10月31日「緑のゼミナ−ル」、11月11日「砂防ランド出展10周年記念フォ−ラム」に出席し、私達砂防に携わる者のフィ−ルドは渓流のみに非らず、山腹斜面そのものも対象であることを考える良い機会になりました。
そして生きている(成長する)樹木を相手に取り組むには、改めて勉強が必要であるという思いを強くしたのであります。


2.  11月17日「雲仙普賢岳噴火10年記念式典」「火山砂防フォ−ラム」に出席しました。火砕流による災害、土石流による災害のすさまじさを思い起こすと共に、無人化施工技術の開発、1号砂防ダムの着工、安中三角地帯の平均6mの地上げ(300万立法メートル超)等々、以前係った施策の一つ一つが生々しく甦ってきました。そして、バザ−ドマップ作成の必要性に決意を新らたにしたのであります。亡くなられた、44名の方々の御霊に対し合掌

    
3.  また、復興に向け力強く歩み始めた被災地を見て、全国から寄せられた多くの方々からのご支援に改めて感謝申し上げますと共に、被災地域の方々の団結力と不屈の取組みに声援を送らせていただきます。


                 
4  一方、この島原の方々の姿を見て、今だに避難生活を余儀なくされている有珠山周辺、三宅島の方々には、災害に負けず、力強く復活していただくことを強く念願させていただきますと共に、復興に向けて基礎となる砂防事業の早期着手の必要性を痛感したしだいであります。


砂防部長 森 俊勇



部長挨拶 原版(80KB)