SABO NEWS LETTER  No.45  2001/4/9 


6. 平成13年度(第19回)土砂災害防止推進の集い(全国大会)について


■開催目的
 
 土砂災害は、集中豪雨・地震・火山活動等により益々多様化かつ激化している。昨年は有珠山・三宅島の噴火、伊豆七島・鳥取西部の地震などが発生し、自然現象の凄まじさを国民に強く印象付けた。幸い関係機関の適切な警戒避難の指示により人的被害が免れ、警戒避難体制の重要性が認識された。土砂災害に対処するためには、砂防施設の整備、警戒避難体制の充実、住民側の意識向上など総合的な対策が欠かせない。
 一方、海外に目を向けると、各地で洪水・干ばつ・異常低温などの気象災害のために大きな打撃を受けている国が多くあり、地球環境問題への積極的な取り組みが望まれている。
 世界の土砂災害の一つに飛砂がある。鳥取県は飛砂を克服して、緑化技術を環日本海諸国へ移転する試みを行っている。
 このような状況をふまえ、新世紀の安全で潤いのあるくらしを支えていくための砂防の可能性や、行政と住民がこれから担っていくべき役割について考えることを、本大会の目的とする。


■開催テーマ
 
“備えあれば患いなし”−21世紀の土砂災害と危機管理−


■開催日時
 
平成13年6月7日(木)14:00〜17:15「土砂災害防止推進の集い(全国大会)」
          1)式典
          2)特別講演・トークショー
      
      6月8日(金) 8:30〜12:30 現地研修会


■会場
 
土砂災害防止推進の集い:倉吉市「鳥取県立倉吉未来中心」
現地研修会 :

Aコース 芳原川砂防工事現場と鳥取大学乾燥地研究センター(鳥取解散)
Bコース 大山北西部の砂防工事現場と鳥取県西部地震震央地(米子解散)


■対象
 
 一般住民、防災担当者、砂防工事従事者、砂防ボランティア等


■主催
 
 国土交通省、鳥取県、(社)全国治水砂防協会


(上記に関するお問い合わせは、国土交通省砂防部砂防計画課まで)