SABO NEWS LETTER  No.50  2001/12/26 


1. 国土交通省砂防部長より


  市町村長殿

1.  昨年噴火した三宅島では、未だに火山ガスの噴出が止まず、島外避難している約3,800名の方々は、島外で2回目の正月を迎えることとなります。泥流対策としての砂防工事は、徐々に進捗し、今年度内には、16渓流における緊急対策が完了できる見通しとなりました。

2.  平成14年度予算の政府原案が決定されました。経済財政諮問会議における議論の途中経過では「治水事業のテンポを遅らせる」という案も有りましたが、「住民の生命・財産は誰が責任を持って守るのか」、「自然災害の恐さを知らない者が活手に議論をするのは如何なものか」等々、力強いご意見の輪が自然と拡がり、大きな力となって、私共を支えてくれました。お蔭様で、厳しい中ではありますが、見劣りのしない砂防予算を編成することができました。ご支援に感謝致します。

 また、平成13年度の2次補正予算(案)も決定し、新年早々の通常国会で、冒頭処理される予定と伺っております。

 平成14年が皆様にとりまして、良い年でありますよう祈念して年末のご挨拶とさせていただきます。

砂防部長 森 俊勇



部長挨拶 原版(130KB)